シグマリオン <-> iMac間を翔ける紅い翼(笑)
Visor Edge(以下、Visor)を買ってしまいました。Visorに搭載されているのは、Palm OSというものです。ですって言ったって、知りません、そんなもの(笑)名前は知ってましたけど、使ったことありません。買ってしばらくは、呆然と眺めていました。が、どうやら、上手く使えば、私の持っている全てのマシンにおいて、いろいろとデータのやり取りが出来そうだということに気が付きました。
特に興味津々だったのが、シグマリオンとiMac間でのPIMデータの受け渡しが、多少手間はかかるものの、どうやら可能らしいということです。それでは、私が、ぼちぼちやってみたことを、報告いたしましょう。 上:Visor Edge 紅い紅い、まっかっか(笑) 下:Visor Edge モノクロ画面が新鮮。 |
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まず、私のマシンをご紹介。(すでに、あちこちで書いてますが、一応あらためて)
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1.シグマリオンとVAIO ここでの「シグマリオン」とは特に表記しない場合、シグマリオン IIを指します。 ↓ VAIOじゃないです(笑) 会社のノートパソコン。 シグマリオンとVAIOの同期には「ActiveSync」という、シグマリオンに付属するソフトを使います。同期させる方法は、「シリアルケーブル(USBに変換するケーブルもある)」と「赤外線」があります。私が使用しているのは「赤外線」です。(ケーブル買ってない) 基本は、VAIOのOutlookとシグマリオンのPocket Outlookのデータを同期させること。その他に、各ファイルの受け渡しやアプリケーションのインストールなどにも使います。 |
2.VisorとVAIO ↓ これも会社のノートパソコン。 VisorとVAIOの同期には「HotSync」という機能を使います。Visorに付属しているCDロムから同期ソフトをインストールする際、「PalmDesktop」か「Outlookとの連携」かを選択する場面がありますが、シグマリオンとの連携を考えると、ここは「Outlook」を選択しておくべきでしょう。 こちらも、基本はVAIOのOutlookとVisorのPIMソフト(「アドレス」「予定表(予定表+)」「メモ帳」)の同期。アプリケーションのインストールももちろん出来ます。 HotSyncも、ActiveSyncと同様、ケーブル(充電機能を兼ねた、USBクレードル)接続と赤外線接続が選択できます。私の場合は、赤外線を使用しています。 ただし、ここで、一つ注意が必要なのは(つまり、私がつまづいたのは)、HotSyncで赤外線を使用する時には、ActiveSyncの接続の設定を開いて「シリアルケーブルまたは赤外線ポートをこのCOMポートに有効にする」のチェックを外してからにします。そうしないと、赤外線をキャッチしたVAIOはActiveSyncを立ち上げようとしてしまうみたいです。ちょっとだけ手間がかかりますが、USBクレードルをいちいちiMacから繋ぎ換えることに比べたら、屁の河童です。 |
3.VisorとiMac 自宅のiMac周辺がとても公開出来る状況でないため、写真はありません(笑) VisorのHotSyncはMac OSにも対応しています。付属のCDロムから「PalmDesktop」をiMacにインストールします。HotSyncで同期することによって、VisorのPIMデータをiMacへ渡すことが出来ます。アプリケーションのインストールも出来ます。 iMacには赤外線ポートがありませんので、Visor付属のUSBクレードルでHotSyncを行います。「2.」で述べたように、VAIOとのHotSyncを赤外線で行うようにすれば、クレードルはiMac専用として使え、その度にクレードルのつなぎ換えをしなくて済むので助かります。 以上のような手順を踏むことによって、シグマリオン<->VAIO<->Visor<->iMacと、全てのマシンでPIMデータの共有が可能になりました。特に、iMacがこの連携の環に入れたことを重視したいと思います。 |
おまけ.シグマリオンとVisor ↓ シグマリオンとVisorの赤外線端子を向かい合わせたところ。 本格的な同期ではなく、出先で単なるデータの送受信ということなら、mBeamというソフトでシグマリオン<->Visor間で直接赤外線を使ってやり取りできます。(mBeamはシェアウエア。30日の試用期間あり) mBeamをシグマリオンにインストールすると、Pocket Outlookの「ツール」に「mBeam!」という項目が現れるので、Pocket OutLookのデータを選び(連絡先の場合、送信したいデータをタップして選択してから「ツール」→「mBeam!」、スケジュールの場合、「表示」で「計画表」を開き、その中の送信したいデータをタップして選択してから「ツール」→「mBeam!」)、mBeamの画面右側に選択したデータが出ていることを確認してから、「送信」をタップするとVisorへデータが送信されます。その際、Visor側で「このデータを受信しますか?」というようなことを訊いてきますので、「はい」を選びましょう。 下の2つのシグマリオンのスクリーンショットは 下:mBeamでスケジュールのデータをVisorに送信するための画面 |
Visorからシグマリオンへのデータの送信は、Visorの中の「赤外線通信」の機能を使って行います。ですから、メニューに「赤外線通信」の現れない項目については、シグマリオンへの送信は出来ないようです。私がやってみた中で、赤外線通信が可能なものは、「メモ帳」「アドレス」のデータでした。
あと、ロックのかかっていないアプリケーションなども赤外線通信の対象になっているようですが、mBeamのヘルプによると、アプリケーションの受け渡しについては「本バージョンでは支持しません」とのこと。また、前のバージョンなどでは、日本語の対応が悪く、文字化けなどがあったということですが、現在配布されているバージョンでは、文字化けなどはありませんでした。 気になる点としては、アドレスのデータをシグマリオンからVisorへ送信した際「姓・名」が「名・姓」という順番になってしまったこと。また、Visorのメモ帳を送信した場合、Pocket Outlookにはメモ帳の機能がありませんので、普通のテキストとして送られてしまいます。(HPCNotes」というソフトを使うと、シグマリオンにメモ帳の機能が追加され、VAIOのOutlookのメモ帳、Visorのメモ帳との同期が取れるようになるとのこと。ただし、私は試してません) WinCEとPalm OS間でのデータの受け渡しについては、他のソフトも含めてまだ検証の余地がありそうです。新しい情報を入手しましたら、随時追加していく予定です。(2001/11/15) Handspring:http://www.handspring.co.jp/ mBeam:http://www.mobem.com/products/mBeam.php HPCNotes:http://www.phatware.com/hpcnotes/hpcnotes3std.html#HPC%20Notes *このページの作成にあたって、掲示板等で情報をいただいた皆様に感謝いたします。 |