MPメールで複数アカウントのメールチェック

一人が複数のメールアドレスを持つのは当たり前の昨今。
MPメールで一気にメールチェックしてしまいましょう。


 ペルソナ使用時から、受信トレイという奴は使い物にならん!と実感していたので、MPメールに関しても半信半疑。とりあえず求めているのは、一度の接続で複数のメールアドレスの受信を一気にやってしまいたいという事。後は、署名くらい付けさせてよね、という事ですか。信じられないけど、受信トレイって署名を作れないんだよね。これはかなりがっくりきました。

 結論から言うと、MPメールではこれくらいのことはOKです。
 私はあまり几帳面にメール管理をする方ではないので、というか、毎日整理がつかないほどのメールは来ないので、そんなに高機能なものは必要ないんです。最終的には自宅のiMacで全て受信して保存するし。

 というわけで、ここでは全てのメールアカウントでの受信が出来るように設定します。
送信はmoperaで取ったアドレスだけで行います。これは、設定云々の問題ではなくて、殆どのプロバイダーではPOP認証後送信という形式になっていて、中にはそれでも送信が出来ないところもあるので、接続をmoperaでするなら、送信もmoperaのアドレス1本で行った方が面倒がなくていいかなと思ったわけです。どのアドレスに来たメールにも対応出来るように、moperaのメールアドレスは、本名もハンドルネームも使わず、ちょっと意味不明のアドレスになってます。

 現在、P-in comp@ctでmopera無料サービスの設定までは出来ているものとします。

デスクトップの「インターネット通信設定」をダブルタップします。
現在設定されている通信環境が反転していることを確認して、「修正」をタップ。
「次へ」をタップ。
ログインIDとパスワードはプロバイダーの接続IDと接続パスワード(メールアカウント・メールパスワードではありません)です。moperaの場合は「mopera」と入れておけばいいです。
「次へ」をタップ。

 ここからがメールの設定です。
発信者名は空欄。
何故なら本名とハンドルネームとどちらでも使えるようにするためです。もちろん、ちゃんと名前を入れてもいいです。
メールアカウント・メールパスワードを入れます。前の場面のログインIDとパスワードとは違うはずですので気をつけましょう。
メールアドレスは****@mopera.ne.jp(例)という奴です。
←わかってるって(笑)
POPサーバはmoperaの場合「popn.mopera.ne.jp」
SMTPサーバはやはりmoperaの場合「smtpn.mopera.ne.jp」です。
「終了」をタップ。
「インターネット通信設定」の画面に戻るので、「閉じる」をタップして設定完了です。

 続いて、MPメールで複数のアドレスを巡回して受信出来るようにします。
MPメールを立ち上げ、「設定」から「通信設定」を選ぶ。または、画面の下にある「通信設定」のタブをタップ。
「編集」から「ホスト追加」を選ぶか画面下の「ホスト追加」をタップ。
「ホスト一覧」にホストが表示されていない時は「新しいホスト」をタップします。
「ホストID」と「ホストの説明」は自分がわかりやすい名前を入れましょう。
先ほど設定したもの以外のメールアドレスを示すもの。
「次へ」をタップ。
今設定したホストIDが「IDを選択してください」の中にあるはずですので、それを反転させて「次へ」をタップ。
「ID設定」の画面が表示されます。
接続IDと接続パスワードを入力します。
「OK」をタップ。
「ホスト追加」画面で「新規」をタップ。
「リモートネットワーク」の「電話番号」には、P-in comp@ctでmoperaの場合「166」と入れます。市外局番は「0000」と入れておきます。
「TCP/IPの設定」をタップ。
普通は「サーバーが割り当てたIPアドレス」にチェックを入れる。
「サーバーが割り当てたネームサーバーアドレス」はプロバイダからの指定がある場合チェックを外し、「123.45.678.9」(例)などの数字を入れます。指定がなければ、チェックを入れたままにします。
「ソフトウエア圧縮を使用する」と「IPヘッダーを圧縮する」はチェックしたままでいいはずです。
「OK」をタップして「接続先設定」画面に戻ります。
「基本設定」タブをタップ。
「POPサーバ」「メールアドレス」「メールアカウント」「パスワード」を入力します。
「拡張設定」のタブをタップ。
「SMTPサーバ」を入力。
「発信者名」は空欄。
理由はmopera以外のアドレスで送信することはないから。ついでに言えば「SMTPサーバ」の設定もいらないけど、何となく入れとかないと気持ちが悪いので…。
「Reply-Toアドレスを指定する」はチェックしない。返信されるアドレスを指定したい人だけチェックしましょう。
「通信履歴」は特にいじる箇所はないのでそのまま「OK」をタップ。
「ホスト追加」の画面に戻るので「完了」をタップ。

 使いたいメールアドレス分だけこの作業を繰り返します。

 では、moperaにつないだまま全部のアドレスを巡回させるためにもうひと手間。
「通信設定」のメイン画面で以下のことを確認しましょう。
「通信環境」にはmoperaでの設定を示す名前が表示されているか。
表示されてなければプルダウンメニューから選択します。
「回線設定」には「NTT_DoCoMo_P-in_Comp@ct(トーン)」が選択されているか。
ホストの一覧には巡回したいメールアドレスの名前が出ているか。
出てなければ「ホストの追加」からホストを選択してください。
 これらが全て整っていれば次へ進みます。

ホスト一覧からひとつづつ反転選択して、「接続先」のタブをタップします。
「接続先一覧」で「修正」をタップ。
そうすると、「接続先設定(ホスト名)」の画面になります。
「リモートネットワーク」のタブをタップ。
「リモートネットワーク参照」をタップ。
「MPメールと連携」を選択。
電話番号が「116」になってれば大丈夫です。
「OK」をタップ。
全てのホスト名でこの作業を行う。

 これで、「通信環境」で選択している接続先へつながったまま全てのメールアドレスでの送受信が出来るようになっているはずです。

 次にメール動作と接続順を設定します。
「通信設定」のメイン画面から「メールの動作」タブをタップ。
moperaのアドレスだけ「送受信」を選び後は「受信のみ」にします。
続いて「接続順」のタブをタップ。
巡回したい順番を選んでタップ。

 これで、一応巡回の設定は終わりましたが、このままだと一つのアカウントを受信した度に回線が切断されてしまうので、もうひとつだけやっておきましょう。
「通信設定」のメイン画面で「回線設定」タブをタップ。
「回線設定名」で「NTT_DoCoMo_P-in_Comp@ct(トーン)」を選択し「修正」をタップ。
「モデムの設定」タブをタップ。
「電子メールでの送受信後に回線を維持する」にチェックを入れる。

 これで、moperaに接続されたまま全部のアカウントでメールの送受信が出来るようになります。ただし、巡回が終了した時に手動で切断するのを忘れないように。忘れると…、ドコモの請求書を見て泣くことに…(笑)。

以上でおしま〜い。お疲れさまでした。ふ〜。