CF型LANカード/無線LANカード

LANで高速常時接続環境を手に入れよう。
シグマリオンで使えるLANカード&無線LANカード。


この記事中「シグマリオン」と呼んでいるものは「シグマリオン2」を指します。

世はブロードバンド時代。せっかくの高速常時接続環境ですから、シグマリオンもその恩恵によくすることにいたしましょう。

私の場合、CATVのケーブルモデムをルータに繋いで、iMacを有線で、VAIOを無線で接続済みです。このLANの中にシグマリオンを加えるには、CF型のLANカードが必要になります。有線LANカードですと、4〜5,000円、無線LANカードも、最近続々と発売されていて、お値段は15,000円位で横並びといったところでしょうか。

ここでご紹介するのは、有線・無線ともにPLANEX製のカード。他にももちろん選択肢はありますが、有線LANカードは値段の安さで、無線LANカードは入手し易さで選びました。

PLANEXのものは、とりあえず、いずれもサイズがデカイというのが欠点ですね。有線LANカードはまだしも、無線LANカードは、笑っちゃうくらいデカイ。P-in Comp@ctと比べると、その大きさは冗談みたいです。まあ、無線の場合、サイズの大きさはアンテナの大きさということになるので、その分、感度は良いのでは?と思うことにしましょう。

実際、無線LANカードをシグマリオンに挿してみると、カードだけを見た時ほどの、違和感はありません。確かにアンテナ部分は大きいのですが、フラットなので邪魔っけな感じはあまりしません。有線LANカードは、そこそこコンパクトですが、これには、あの、ぶっといLANケーブルが、もれなくついて来ちゃいます。

左からP-in Comp@ct/CF-10T/
GW-CF110
LANカード
(CF-10T)
無線LANカード
(GW-CF110)
P-in Compact/CF-10T/GW-CF110
CF型LANカード(CF-10T)
CF型無線LANカード(GW-CF110)

++ドライバ

有線LANカード(CF-10T)
シグマリオンに内蔵の「NE20001:NE2000 Compatible Ethernet Driver」で動作するはずです。もし、これでダメなときは付属のドライバをインストールしましょう。
無線LANカード(GW-CF110)
H/PC 2000用のドライバが付属しますので、それをインストールします。
インストールにはパートナー関係を結んだ母艦PCが必要です

++ネットワークの設定

「コントロールパネル」から「ネットワーク」を開き、それぞれのドライバを選択して「プロパティ」を開きます。設定は、私のようにルータを使用している場合「IPアドレスをDHCPから取得」。「ネームサーバー」は全て空欄。これでネット接続出来るようになります。母艦との同期には「プライマリWINS」に母艦のIPアドレスを入力します。設定が済んだら画面の指示通り、既にカードを挿している場合、一度抜いて再度挿すとカードが使用出来るようになります。というのが一応のセオリーですが、たいがい、一度はつまづくと思いますので、その時は自分で調べましょう。私に訊いても無駄です(笑)
これが、このページを「How to」にしなかった理由(^^;

++感想など

というわけで、めでたくシグマリオンも高速常時接続が可能になりました。速い速い。母艦へのフルバックアップも、ちょっとコーヒーでも飲んでる間に終わってしまいます。ネットもサクサク。しかも、無線LANともなると、家中どこでも、シグマリオンで快適ネット生活です。トイレもOK!食事中でもOK!風呂場は止めておきましょう。

アンテナの感度は、2階にルータを置いて、1階で電波強度(下記ユーティリティソフトを使用)を見たところ、70〜80%程度でした。ドアの開閉や場所によって多少数字は変わって来ますが、いずれも、接続が切れるというようなことはありませんでした。

そんな至れり尽くせりの無線LAN生活ですが、残念ながら良いところばかりではありません。実は、少々気になる点があります。一度接続して、そのままシグマリオンも立ち上げっぱなし、カードも挿しっぱなしなら問題はないのですが、途中で電源をON/OFFしたり、カードを抜き差しすると、かなりの時間(数10秒)完全に止まってしまいます。シグマリオン自体が、まったく反応しなくなり、画面が乱れたりするのでえらく驚きますが、その場合、しばらく放っておけば正常に動作しはじめるようです。しかし、酷い時は、そのまま画面が真っ白になってリセットしなければならないことも…。今後、ドライバのアップデートなど、メーカーの対応を望みたいところです。

++ユーティリティソフト

有線LANカード(GW-CF110)には、ユーティリティソフトが付属します。

情報(下記スクリーンショットを参照)
設定(ESSID、ネットワークタイプ、省電力の有無、通信速度)
テスト(Pingコマンド)
WEP(WEPキーの設定)
バージョン(ドライバ、ユーティリティソフトの各バージョン)

を確認出来ます。

GW-CF110 Utility

「通信品質」の下に「電波強度」という項目もあります。タスクバーを出すと見えなくなってしまう…。

(2001/12/14)

● PLANEX COMMUNICATIONS:http://www.planex.co.jp/index.html